坂村真民の詩集
毎朝、決まった時間に
円覚寺派管長 横田南嶺による法話をYouTubeで聴いている。
その 横田南嶺管長による「坂村真民詩集百選」を購入した。
法話の中で横田官長が坂村真民の詩をご紹介され、
どれも心に沁みると思っていたから。
1万篇を超える詩の中から厳選した詩は
どれも深く心にしみわたる。
第四章 花 から・・・
***
花には散ったあとの
悲しみはない
ただ一途に咲いた
喜びだけが残るのだ
***
精一杯咲いた花には
終わったあとの後悔がないのだなあ
私たちは、ついつい
ああしなければ・・・
こうしなければ・・・
と考えて生きている。
そうではなくて
私ができることを
精一杯
ただそれだけで
命が尽きるときに
喜びだけが残る。
そんなふうにこの詩は私に伝えてくる。